30代女性-2018年1月受検
出産まで何とかたどり着くために必要な検査だった
高齢妊婦だったので、胎児の染色体異常や障害などについてググっているうちにNIPTのことを知りました。
病院の方針で、高齢妊婦となる第一子を35歳以上で妊娠した方には皆、NIPTを含む出生前診断について説明をすることになっていると言われました。なかなか妊娠せず、不妊検査をやっている中で妊娠したため、高齢妊娠による胎児の障害や染色体異常について必要以上に過敏になっており、不安なまま妊娠を継続するのがつらいと思うようになっていました。NIPTを受けることで少しでも不安を解消し、覚悟が決まるかという思いで受けることを決断しました。
検査前のカウンセリングは担当の産科医でしたので、いつもの妊婦検診の延長線上で行われたように思います。検査後のカウンセリングは出生前診断を扱っている部門の責任者のドクターでした。初見の方だったですし、結果が陰性だったこともあるのかもしれませんが、内容も淡々と必要事項を説明してくださる感じでした。結果の開示方法は、そのドクターと個室で相対し、検査結果が表示された用紙を一緒に見ながら概要が説明されるという感じでした。
NIPTは検査料が結構お高かったように記憶しています。検査で分かる染色体異常は3つでしかありませんが、それでも当時は検査結果が陰性であったことで少し不安が解消された部分もあり、出産まで何とかたどり着くために必要な検査だったのだと思うので、検査を受けてよかったのかもしれません。ただ、もし陽性であったらどうしたのか今でも分かりませんし、命は大切にと言っているのに、その命を選別しようとしていたことに自己矛盾を感じる部分もあります。検査を受けない方がよかったとは思いませんが、受けてよかったとは言い切れないのが正直なところです。
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