染色体
染色体は、細胞の『核』に入っています。遺伝情報が折りたたまれて凝縮して染色体を形成しています。ヒトでは、23対46本の染色体があります。
染色体は、大きさと染色のパターンから識別されるのですが1~22番までの常染色体は大きなものから順番に番号が振られています。ところが21番と22番が実は大きさからいうと逆になってしまったんですよね。
なので、一番小さな染色体は実は常染色体の中では21番で、遺伝子の数も一番少なくなっています。あとは、性別を決定する1対2本の性染色体があり女性はXX, 男性はXYです。
遺伝子
1つ1つの「染色体」をほどくと、ひも状の二重らせんの構造をしたDNAが現れます。「DNA」のひもの部分は「糖」と「リン酸」でできていて、ひもを橋渡しする物質は「塩基」で出来ています。
「塩基」は、『A(アデニン)・G(グアニン)・C(シトシン)・T(チミン)』の4種類があり、常に「G・C」「T・A」のペアで並んでいます。この「塩基」の並び順そのものが遺伝暗号になっていて「遺伝情報」なのです。
要するに「遺伝子」とは、「遺伝情報」が書かれた巻物のようなものだと思ったらいいと思います。すべての生物(人間、動物、植物、微生物)は、「遺伝子」を持っています。
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